フィリピンの調味料
スパイスをきかせた料理が少ないせいか、フィリピンには、「パティス」と呼ばれる魚じょう油がある。
これは、小魚の塩辛の上ずみ液を熟成させたもの。
日本のしょう油と同じように、料理には欠かせない調味料である。
上質のパティスは、一年~二年おいて熟成される。
また、上ずみをとったあとの塩辛は、ペースト状に加工され「バゴーン」と呼ばれる調味料になる。
バゴーンにカラマンシーの汁を混ぜたものは、焼き魚に合うつけ汁として重宝がられている。
そして、ローストポーク向きのつけ汁は、「サウサワン」。
パティスにトゥバ(ヤシ類の樹液を発酵させてつくった酢)を加え、うぶしたニンニクを混ぜたものである。
日本でいえば、二杯酢、三杯酢といったところだろうか。