水文学と水管理
貯水池の操作による水の調節は、政府がきめた特殊な社会的目的を前進させる一つの物理的手段です。
ある型の水管理が必要だと結論づけられた場合には、水資源開発に対するいくつかの代替案があります。
それらは、都合のよい状況下では、人造湖の代替施設として、部分的ないしは全面的に役立つでしょう。
これらの代替案とはつぎのようなものです。
a)地下水利用の拡大
b)地下水の人工培養
c)流域管理による流量の増加
d)水の長距離輸送
e)価格操作や技術革新(たとえば、廃水の再利用)のような経済手段による水需要の削減
f)海水の淡水化
g)人工降雨
・・・これらの選択行為のあるもの(eやf)は、環境に与える影響がほとんどないですが、他のもの(cや9)は、物理的および生物的環境に対して、人造湖にまさるとも劣らない影響を与えるかもしれません。
ある状況下で、一つの代替案が他の案の有効な代用になると考えるのは誤りです。
しかし、水を貯留することは、必然的にもっとも望ましい社会的行為だと考えるのも、また誤りです。