事がらを攻めて、失敗を宝に 3
1984年に、交叉点での直進オートバイと右折車との衝突事故が異常に多いことが問題になりました。
警視庁が実験をして調べた結果、右折車側に対向車線を直進してくるオートバイが一瞬見えなくなる死角があることがわかりました。
これです。
生々しい状況を「常識」では、まずいことは隠し、状況を"化粧"し、馴染みやすく整えて人びとに与えるのです。
「反常識」ではそれを、意識的に、生のまま、その素顔を人びとのまえに顕わにします。
そして原因より、まず状況は何か。
「常識」では、すぐ原因、対策です。
「反常識」では、まず状況は何かであって、対策は後回し。
「常識」では、結果のみが重視されて、プロセスは問わないのです。
「反常識」では、結果と同じくらい、プロセスを重視します。
すべては実験的「常識」では、決められた答が絶対であって、したがって、人びとがその通り動くことを重視します。
「反常識」では、決められたことは仮説であって、みんなでそれに基づいて動きつつ、その結果から教わりながら、仮説を育てていくという、実験的ありかたを大事にします。